亡き人を想いながらの畑仕事

畑2023.JPG3月末に種を播いて育てた野菜の苗の定植がやっと終わりました。週一の休みが雨だったりしてまとまった仕事ができなかったので、朝の1~2時間を畑仕事にあてて、ちょっとずつちょっとずつ。このまえの定休日の月曜日はいいお天気だったので、定植した野菜苗すべてに支柱を添える作業が完了。あぁ、やっと終わった!見様見真似の野菜作り、自然農や有機栽培のサイトを見たりして、一昨年位から「なんちゃって不耕起栽培」、本当の不耕起栽培をしらないので、自分で「なんちゃって」を冠してます。草はそのまま生やして、苗を植えるところだけ手鍬で土をほぐすのです。そうするとなんだからくちんだし、去年のこぼれ種から青シソやレタスが畑のあちこちから出てきて、食べ放題。
私の畑仕事は独りでただ黙々と作業するのですが、今年は5月に亡くなったカンテレ奏者のあらひろこさんを想うことが多かったな。彼女たちご夫婦も畑をやっていたし、残った苗を貰ってもらったりしたから。バジルを植えれば思い出し、ズッキーニを植えれば思い出し…という感じ。
ずっとじょじょでカンテレ教室を続けて下さって、生徒さんたちの成長を私も見させていただいたのです。小学生は大学生になり、みなさん上手になりました。フィンランドの弦楽器カンテレは澄んだ美しい音色で、ひろこさんがライブなどで弾く大型のコンサートカンテレは華やかで複雑な表現が魅力だけれど、教室で生徒さんたちが合奏していた10弦カンテレは素朴で、その演奏を聴きながら厨房で仕事するのはとっても楽しかった。この数年、闘病されつつ音楽活動を続けて、去年秋のじょじょでのライブの後には「あぁ、楽しかった!」と本当に楽しそうに言っていた声が耳に残ってます。今のじょじょのBGMはずっとひろこさんの『Berds and The Tree』、副題は「ここにいるよ」

じょじょで撮ったRAUMAはこちら→https://www.youtube.com/watch?v=tnDC1QmAxmA

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